高校生 英語の学習内容と勉強法

高校生 英語の学習内容と勉強法

英語は主要5教科の中でも文系理系問わず必須の科目であり、受験でも大変重要な科目です。しかし、実際には英語に苦手意識を持つ生徒さんが多いのが実情です。ここでは、家庭教師比較くらべーるが高校生の英語のつまずきやすい単元、さらには解決方法をご紹介します。

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高校生の英語の学習内容

高校1年生 英語の学習内容

  • 基本文型
  • 時制
  • 助動詞
  • 準動詞(不定詞・動名詞・分詞)
  • 関係詞
  • 仮定法
  • 話法+前置詞、接続詞
  • リスニング
  • 必要単語数 中学卒業時1,600語プラス高校1年生で1,000語の習得

高校1年生の英語は、基本的には中学校で扱った基礎的な内容をさらに掘り下げていく単元が中心になります。ここでつまずいてしまうと先に進むことが難しくなってしまうため、不安がある場合は、まずは中学英語の基礎をしっかりマスターするようにしましょう

高校2年生 英語の学習内容

  • 高校1年生で学んだ文法のさらなる応用
  • 関係代名詞
  • 関係副詞
  • 分詞
  • 助動詞
  • 受動態
  • 仮定法
  • 長文読解
  • リスニング
  • 必要単語数 高校1年終了時2,600語プラス高校2年生で500~600語の習得

高校2年生の英語では、高校1年生で学んだ文法の応用を学びつつ、徐々に長文読解にも取り組んでいきます。このとき、土台となる文法・語彙を理解できていなければ、うまく文の構造を理解することができず、長文読解に対して苦手意識を抱く要因となってしまいます。

長文読解には慣れも必要になるため、しっかり問題数をこなしながら内容を捉えられるようになりましょう

高校3年生 英語の学習内容

  • 高校2年生まで学んだ文法のさらなる応用
  • 文の種類
  • 文型
  • 動詞
  • 前置詞
  • 代名詞
  • 助動詞
  • 受動態、動名詞、不定詞
  • 時制の一致
  • 名詞と冠詞
  • 特殊な構文
  • リスニング
  • 必要単語数 高校2年終了時3,100語プラス高校3年生で500~600語の習得

高校3年生の英語は、高校2年生までの文法のさらなる応用を学びつつ、中学校から続く英語教育の仕上げを行っていきます。難易度の高い特殊な文章や難解単語に対応できる力が必須です。また、並行して受験対策も行われますので、一度つまずいてしまうと遅れを取り戻すのは容易ではありません。

わからないことがあったときはすぐに質問するか、基本に戻って復習を繰り返す必要があります

中学英語から高校英語で変わること

高校1年生から3年生までの学習内容について概要をお伝えしましたが、いまひとつ中学英語との違いがイメージしづらいかもしれません。

苦手意識を克服するためにも、まずは「単語が増える」「英文構造がより複雑になる」という点に絞って、中学英語と高校英語の違いをみていきましょう。

単語が増える

中学英語と高校英語の最も分かりやすい違いは、覚えなければならない単語の量です。2021年に改訂された学習指導要領では、中学校は「1,600~1,800語程度」、高校は「1,800~2,500語程度」の習得が目標とされています。つまり、中学校で覚えた単語に加えて、さらに2,000語以上を新たに覚える必要があるということです。

また、扱う語彙自体も似たような単語やスペルの複雑な単語など、簡単には覚えられないようなものが中心になります。

「翻訳」から「構造理解」が中心になる

中学英語では、必要最低限の表現ができることを目指すため、極端にいえば「日本語だとどういう意味になるか」を理解していれば問題ありません。例えば「It is(形容詞)for(人)to(動詞)」で「(人)にとって(動詞)することは(形容詞)だ」と翻訳ができていれば十分です。そのため、ある程度単語を覚えることができれば、比較的楽に文章を読むことができます。

これに対し高校英語では「Itが形式主語で、isが動詞、to(動詞)が主語でfor(人)が修飾語」と、構造からそれぞれの要素が持つ意味を理解する必要があります。また、そのうえで新たな品詞が登場したり、一文がより長くなったりするため、文章を読む難易度は格段に上がるといえるでしょう。

高校生が英語でつまずきやすい単元と解決法

高校英語は中学で学んだ基礎の上に応用力を身につける学習です。文法や単語等、中学で学んだことが理解できているという前提のもとに学習が進みます。ここでは、高校生の英語でつまずきやすい単元、また解決方法をご紹介します。

中学英語が理解できていない

基本的な文法はすでに中学卒業時までに学習を済ませ、高校では理解できていることが前提の内容です。
中学で習う文法や単語がしっかり理解できていなければ、高校英語を理解することはできません。しかし、実際はなかなか中学英語をしっかり習得できている生徒さんが少ないのが実情です。

ただ、新しく習った単元ばかりを学習しても、基礎ができていなければしっかり理解したとは言えません。分からなくなったら中学の内容に戻り、復習する事が大切です。高校で学習する文法や文の構造は中学で学んだことの延長線上にあり、新しい事柄はほぼ出てきません。一見、習得には遠回りにも思える復習をしっかり行うべきです。

仮定法が苦手の生徒さんが多い

高校1年生から3年生まで、どの学年の生徒さんも苦手とする事が多い単元が仮定法です。文章が長くなりがちで、時制の一致も難解であることから、苦手とする生徒さんが多い単元です。しかし、難解だからこそ、定期試験や受験では頻出の単元なので、しっかり理解する必要があります。

基本的な仮定法の型は中学で勉強しているので、まずは基本の形をしっかり確認しましょう。文が長くなっても、単語が難しくなっても、基本の型は変わりません。しっかり主文と副文を分けて整理する必要があります。
また、仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来等、時制の問題に関しては、仮定法としてではなく、時制の単元の学習をしっかり行ってから整理しましょう。

長文読解について

定期試験、受験どちらでも必ず出題される長文読解は配点の割合が高い問題です。そもそも長文を読むことに慣れていないことで苦手意識を持ってしまっている生徒さんが多いのも事実です。

長文読解を解くには、まず文の全てを読み取るのではなく、大まかに何が言いたいのかを理解します。最初に書かれている文の題名と、文章の最初と最後に重要なヒントが散見されます。大まかな内容が理解できた後に、細部までしっかり見ていきます。
仮定法や関係詞等、難解で頻出の内容が必ずあるので、そこを注意深く確認しましょう。また、何度も同じ単語が出てきた場合は、その単語が核になる可能性が高いので、覚えておくことも大切です。

リスニングへの苦手意識

読む・書くばかりに注意が行ってしまうと、リスニングの学習が疎かになってしまう場合があります。しかし、リスニングも受験では必須の課題です。英語を何度も聞き、英語を話すスピードに慣れる必要があります。また「L」と「R」の発音の違い等、リスニングならではの問題にもしっかりと対応できるようにしておきましょう。

とにかく多くの問題数をこなし、英語を聞くことに慣れることが最重要です。

語彙力への不安

高校卒業時までに約4,000語の習得が必須とされる語彙力にも不安がある生徒さんが少なくありません。
しかし英語という「科目」とは言え、基本は「語学」なので、英語を習得するということは皆さんが日本語を覚えた方法と同じです。何度も読み、見て、書き、言葉として発する事で語威力を向上させられます。

1日で習得できるものではないので、高校3年間を通して地道に語彙数を増やしていく必要があります。

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編集部コメント

こちらでは、高校の英語対策として、定期テスト対策と受験対策の2つについてお話しします。

定期テスト対策

まずは語彙の不安を払拭できるよう、地道に覚えていきましょう。文の構造や文型が多少理解できなくても、核となる単語の意味が理解できれば内容を想像できますし、点数アップにもつながります。

また、どんなに難解な文章であっても、必ず基本となる文型が存在します。出題範囲だけでなく、しっかり復習を行うことで応用問題にも対応できます。

受験対策

定期テスト対策と同様、語彙力、基礎能力が最重要です。また、長文読解やリスニングは慣れも大切なので、とにかく試験までに多くの英語を聞き、読み、書き、発音する練習を一回でも多く行いましょう。

英語に対する苦手意識が取り除かれれば、難解な問題もしっかり紐解いていけるのでしっかりと対策を行いましょう。

高校1年生から受験対策を始めるべき?

高校1年生の時点ですでに行きたい大学が決まっている、というケースもあるかもしれませんが、それでもまずは「文法」「語彙」の基礎固めをしっかり行うことをおすすめします。大学受験の英語は難解ですが、基本的には学校での学びを土台に作問されています。土台がしっかりしていなければ、その上に応用を積みあげることは困難です。

また、大学ごとに出題傾向は大きく異なります。基礎を固めたうえで志望校を決定し、それから受験に向けた対策をスタートするのが賢明といえるでしょう。

英語について悩みのある高校生には家庭教師がおすすめ

文系、理系問わず高校生必須の科目である英語に対して、苦手意識がある高校生の皆さんには、一人ひとりに合った内容、方法を提案してくれる家庭教師がおすすめです。受験対策、定期試験対策それぞれに対応できますし、今の自分の実力に沿って復習中心、先取り中心等の授業を生徒さん一人ひとりに合わせて行うことができます。

1つの家庭教師会社に限らずほかの家庭教師会社の比較も行うことで、自分に合った会社が見つかるので、ぜひ比較検討してみてください。

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