中学生の苦手科目の筆頭といえば数学。嫌いではなくても、「勉強しているのに点数が上がらない」と悩んでいたり、テストの点数が悪くても 「自分には数学の才能がない」 と諦めてしまったりする子どもが続出する教科のひとつです。
また、小学校の「算数」は得意だったのに、中学校にあがって「数学」になったとたん苦手になってしまった、というケースも珍しくありません。このまま成績が落ち込んでしまうことを危惧し、対策する必要があるとお考えの親御さんも多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな方に向けて、数学を塾で対策するメリットや塾選びのポイントを解説します。
なぜ中学生は数学に苦手意識を持つのか
具体的な対策の話に入る前に、「中学生が数学に苦手意識を持つ理由」について考えてみたいと思います。
2017年8月に行われた学研教育総合研究所の「中学生白書web版」によると、嫌いな教科の1位は「数学」(24.2%)で、2位の「国語」(16.0%)と8ポイントの差が。何がそこまで気持ちを遠ざけているのでしょうか。
抽象的でイメージが掴みづらい
大きな数学独特の複雑な計算式が数字と記号の羅列にしか見えず、具体的なイメージが掴みづらいことが理由のひとつとして考えられます。また、中学校からは「素数」や「関数」など、使いこなす前に概念をしっかり理解する必要がある項目も多数登場。国語や社会など、学んでいる内容が身近でイメージしやすいものと比べるとどうしても「今何をしているのか分からない」と混乱してしまうケースが目立ちます。
さらに、「平面図形」「空間図形」のように図形の形状や高さ、奥行きなど、目に見えている情報を整理する必要がある点も難解に感じるポイントです。
分からなかったことを放置している
一度つまずいた箇所をそのままにしてしまったために、分からないことが積み重なって苦手意識に繋がるということもあるようです。というのも、数学は基礎から積み上げ式に学習が進んでいく科目。今いる地点で取りこぼしや理解不足があると、この先もずっとこれを引きずることになります。
現時点ですでに苦手意識があるということは、これまでに学習してきたなかで分からないままにしていることがあるはず。一度学習内容を遡って、理解できている地点まで戻る必要があります。
勉強の仕方が間違っており、成果が出ていない
「努力しているのに成績が上がらず、苦手に感じている」という場合、勉強の仕方が間違っている可能性について考えるべきかもしれません。例えば、英語の単語を覚えるのと同じ感覚で問題集の「解答」を暗記してしまう、などがこれに当たります。
解けない問題だと判断した際には解答を見ても構いませんが、大事なのは 「なぜそうなるのか」 というプロセスを理解することです。この点を見落とし、暗記など数学の実力アップに繋がらない努力を続けることで 「頑張ったのに点数が上がらないから数学は苦手なんだ」 と思い込んでしまうようになることがあります。
数学を塾で対策するメリット
上記で見てきたような「数学が苦手になる理由」を解消するために役立つのが塾の1番のメリットです。ここからは、そのほかにもまだある「数学を塾で対策するメリット」を確認していきましょう。
効率よく苦手の原因が解明できる
数学に対して抱いている苦手を克服したくても、何が原因でそうなっているのかが解明できなければ対策の立てようがありません。自力で原因究明しようとするとかなり時間がかかりますし、時間だけが過ぎて結局何も分からずじまいになってしまう可能性も。そんなとき、効率よく原因に辿り着けるのが塾のメリットです。
塾講師は教科の内容を分かりやすく指導するだけでなく、生徒がどこでつまづいているかを見つけ出すプロフェッショナルでもあります。原因が分かった後は、その克服にしっかり時間をかけることができるでしょう。
学習習慣がつき、他の教科も勉強できるようになる
苦手だった数学が克服できれば、それは「成功体験」になります。分からないこと、つまずいたことがあっても、「正しく対策を講じれば必ず克服できる」ことを体験している子どもは、数学以外の科目に対しても同様に働きかけるようになるでしょう。
また、数学を対策する過程で多くの時間を学習に費やすことにより、放課後や休日に学習する習慣が身につきます。
高校受験でワンランク上が目指せるようになる
数学の苦手を克服し、ほかの科目も同様に意欲的に取り組むことができるようになれば、総合的な成績向上が期待できます。場合によっては、中学校入学時に想定していたよりも高いレベルの高校への進学も視野に入ってくるかもしれません。
必ずしも偏差値の高い学校へ進学することが正解とは限りませんが、選択の幅が広い方がより納得のいく選択ができます。
数学対策の塾選びで気をつけること
それでは続いて、数学対策の塾選びで気をつけるべきポイントをご紹介します。
ほかの教科とのバランス
数学だけに特化して対策したい場合、「数学塾」という形態の塾に通うこともおすすめです。数学に強い理系の難関大学出身の講師を揃えており、いわば「数学のプロ」による専門的な指導が受けられるのが強み。しかし、数学のみに集中しすぎるあまり、他の教科を疎かにしてしまう心配がある点には注意です。
大学と異なり、高校受験では5教科での入試が主流。数学以外にも対策すべき科目がある場合には、事前にどれくらいのバランスを取るか計画を立てておきましょう。
学校生活・部活動と両立できるか
小学校までと異なり、多くの生徒へ部活動への入部を推奨している中学校。そのため、放課後の自由時間は比較的取りづらい傾向にあります。また、文化祭や合唱コンクールなどの行事が迫るとその準備で忙しくなることもあるかもしれません。塾に通う際は、こうした具体的なスケジュールも考慮に入れておきましょう。
また、塾によってはかなりボリュームのある教材を使用することも。塾が忙しくなるあまり学校の勉強が疎かになっては本末転倒ですから、事前に授業時間や使用教材についても確認しておくようにしましょう。
子どもと塾の相性
子どもの性格・学習スタイルに合った塾を選ぶようにしましょう。どれほど優秀な講師が揃っていて、難関高校への進学実績が十分にあったとしても、子どもとの相性が合わなければ十分な効果は得られません。むしろそのような塾に通うことでストレスが溜まり、勉強そのものを嫌いになってしまう可能性もあります。
塾を選ぶ際は事前に体験授業に参加し、指導スタイルや授業の進行スピード、教室の雰囲気が合っているか、違和感はないかを確認してから決定するようにしましょう。
おすすめの塾
ここからはおすすめの塾を紹介していきます。
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個別指導WAMの料金
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授業料 | 中学生7,315円~ |