AO入試に塾で備える!対策すべきポイントを解説

AO入試に塾で備える!対策すべきポイントを解説

科目試験の点数で合否が決まる一般入試とは異なり、「この大学で学びたい」という意欲が重要視されるAO入試。近年では「総合型選抜」という名称で大学入試の新たなスタンダードとなりつつあります。

この記事ではそんなAO入試(総合型選抜)に向けて「評価されるポイント」「塾で対策することはできるのか」などについて解説します

AO入試(総合型選抜)の特徴

まずはAO入試(総合型選抜)の特徴から見ていきましょう。AO入試はアドミッション・オフィス(Admissions Office)の略称で、もともとはアメリカで始まった入試制度。あらかじめ大学側が提示した「理想の学生像」に対して、「自分がいかにその要件を満たしているか」をアピールする形式と言い換えることもできます

受験科目

AO入試(総合型選抜)では、志望理由書・自己PR文・面接・プレゼンテーション・レポートなどで受験者が「アドミッションポリシー」を満たしているか判断し、合否を決定します。アドミッションポリシーは選考基準のようなもので、各大学によって内容はさまざま。例えば早稲田大学国際教養学部のアドミッションポリシーは以下のように示されています。


*早稲田大学の掲げる『学問の独立』という理念のもと、高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から迎え入れる。 国際教養学部は以下のような学生の選抜に努める。 *

  1. 英語で学習する強い意欲を持つ者
  2. 母語以外の言語で効果的に意思疎通できる言語能力、または、その潜在能力を有する者 3. 複数の学問分野の視点から諸課題に取り組むにあたり、総じて高い学力、または、その潜在能力を有する者
  3. 独自の視点から問題を分析できる批判的能力、または、その潜在能力を有する者
  4. 考えや情報を発表するときに、明確かつ正確にそれらを伝達できる表現能力、または、その潜在能力を有する者
  5. 日本国内外での局所的かつ広域的な、多様な文化、修学の経験を持ち、本学部に多様性をもたらす者
  6. 新しい環境において生活、学習することに挑戦できる社会的・心理的な適応性と柔軟性を有する者
  7. 国際的、比較相対的視点から知的、道徳的問題に取り組む意思と意欲を有する者

国際教養学部の各入試制度では上記のうちの複数の原則に重きを置きつつ、全体として八原則を体現するよう努める。

AO入試(総合型選抜)で見られるポイント

AO入試(総合型選抜)では上記の「アドミッションポリシー」にどれくらい合致しているかが評価ポイント。特に、「志望理由書」は自分がどのような体験をし、そこから何を学びたいと考えるに至ったのか、それがなぜこの大学でなければならないのか、を説得する材料になるため、念入りに作成する必要があります

特に際立ったスキルや資格は必要ない場合がほとんどですが、近年では「英検2級」や「評定平均3.5以上」を出願要件としている大学も増えているので要注意です

AO入試を実施している主な大学

2023年度に総合選抜型入試(旧AO入試)を実施する主な大学は以下の通りです。
(カッコ内は実施学部)

▼私立

  • 早稲田大学(文化構想/創造理工/先進理工/スポーツ科学/国際教養)
  • 慶應義塾大学(文/法/理工/総合政策/環境情報/看護医療)
  • 上智大学(文/総合人間科学/法/経済/外国語/総合グローバル/理工)
  • 東京理科大学(経営)

▼国立

  • 京都大学(総合人間/文/教育/理/医/薬/農)
  • 大阪大学(文/人間科学/外国語/法/経/理)
  • 東京工業大学(工学院/物質理工学院/情報理工学院/生命理工学院/環境・社会理工学院)
  • 筑波大学(人文・文化学群/生命環境学群/理工学群/情報学群/体育専門学群/医学群)
  • 横浜国立大学(教育/経済/理工/都市科学)

上記に挙げた学校以外にも、全国の大学で広く実施されています。詳細は各大学発行の**「総合型選抜学生募集要項」**を確認するようにしましょう。

AO入試(総合型選抜)に学校の評定は影響する?

AO入試(総合型選抜)を受験する際に多くの方が気にするのは「学校の評定は受験に影響するか」という点ではないでしょうか。先にお伝えした通り、学力以外の要素を重要視する試験形式なので、学業成績である「評定」は影響しないと考えている方も多いかもしれません。

受験資格として評定基準を満たしている必要がある

結論、AO入試(総合型選抜)では学校での成績よりも「アドミッションポリシーにどれくらい一致しているか」、つまり学習意欲が重視される傾向にあります

しかし、大学によっては一定以上の評定平均を出願要件としているのもまた事実。明治大学早稲田大学上智大学などでは「評定平均4.0以上」とかなり高いハードルを設定しており、高校の成績も決しておろそかにはできません

AO入試(総合型選抜)に影響しなくても、学校の学習はおろそかにできない

また、仮に評定が入試に影響しなかったとしても、入学後のことを考えると学校の成績は一定以上をキープしたほうが良いでしょう。

一般入試を突破してくる学生は学力試験の対策に加えて日頃から学校の成績も維持してきたわけですから、「学習習慣」に差がついていても不思議ではありません。せっかく入学できても、彼らについていけなければあっという間に落第してしまう可能性もあります

学習習慣をつける意味でも、学校の授業・定期テストはしっかり対策しておくようにしましょう。

AO入試(総合型選抜)は塾で対策できる?

一般入試とは異なる試験形式を取るAO入試(総合型選抜)。突破するためにはしっかり対策する必要がありますが、自己PRや面接などを学校の授業でトレーニングするのは少し困難です。そこで頼りになるのが「AO入試専門塾」です

AO入試専門の塾がある

近年の人気の高まりを受けて、AO入試(総合型選抜)対策の専門塾が数多く登場しています。例えば「総合型選抜専門塾AOI」では実際に総合型選抜を突破した講師がメンターとなり、志望理由書・面接・小論文指導のコーチングを実施しています。

一般的な塾とは全く異なる独自のノウハウを有しており、何から対策して良いか分からない総合型選抜入試に挑むうえでとても頼りになります

評定対策には学習塾が安心

一方で、現時点で「評定平均」が目標とする大学の出願要件に届かない場合は学習塾の方がおすすめ。学業成績の困り事は学習のプロフェッショナルとともに解決しましょう。専門塾ではないものの、**「総合型選抜対策コース」**などが用意されているケースもあり、定期テスト対策と合わせて利用するとより安心できます。

AO入試(総合型選抜)・評定対策の塾の選び方

続いて、AO入試(総合型選抜)・評定対策の塾の選び方について解説します。

授業スタイルとの相性

AO入試(総合型選抜)専門塾の場合はマンツーマン指導の形式をとっていることがほとんどですが、学習塾では集団指導・個別指導・オンライン指導とスタイルが分かれます。どのスタイルが向いているかはお子さんの性格や、現在の学習状況によって異なります。

例えば、「苦手科目があってなかなか定期テストで得点できない」といった場合には、じっくり丁寧に指導してもらえる個別指導塾がおすすめです。

AO入試に対応しているか

すでに学校の評定が高水準をキープできている、あるいは評定が志望校の出願要件でない場合は、AO入試(総合型選抜)対策の専門塾がおすすめです
評定対策も必要で、そのために学習塾を選ぶ場合には**「総合型選抜・学校推薦型選抜対策コース」などが設置されている塾を選ぶようにしましょう。
これらのコースを設置していない学習塾で
小論文面接**の対策、志望理由書の添削をお願いするのは困難です。

AO入試(総合型選抜)での合格実績

ホームページなどで開示されている合格実績を確認しましょう。

どのような点が評価されるか客観的に分かりにくいAO入試(総合型選抜)。その試験で多くの合格者を輩出していることは、かなり高い精度で評価ポイント・対策の要点についてのノウハウがあることが期待できます

おすすめの塾

ここからはおすすめの塾を紹介していきます。

個別教室のトライ

個別教室のトライは、個別指導直営教室数ナンバーワン、全国120万人の指導実績を誇る大手学習塾。専任の講師によるマンツーマンの指導とダイアログ学習法、AIを使った最新の学習システムで最短・確実な成績アップを後押しします

個別教室のトライ

個別教室のトライ

全国No.1のマンツーマン指導と最先端のAI学習を組み合わせ、志望校合格を実現する「個別教室のトライ」

対象
小1・小2・小3・小4・小5・小6・中1・中2・中3・高1・高2・高3・浪人生
授業形式
個別指導

この塾の詳しい情報を資料で確認!

近くの教室を探す

個別教室のトライがおすすめの理由

  • 完全マンツーマン指導
  • トライ式性格診断に基づくモチベーション管理
  • 講師・教育プランナーによる二人三脚の徹底サポート

個別教室のトライでは完全マンツーマン指導を採用。講師が一人ひとりの習熟度に合わせた丁寧な指導で、成績アップ・受験合格をサポートします。学習指導だけでなく、トライ式性格診断に基づくモチベーション管理にも注力しており、高い学習意欲を維持することが可能。生徒には講師のほかに教育プランナーがつき、目標や学習状況に合わせたアドバイスを受けることもできます。

個別教室のトライの料金

料金プランのご提案・ご相談は無料です
まずはお気軽にご相談ください。

個別指導WAM

これまで25年にわたって個別指導を行ってきた個別指導WAM。約20万人を指導するなかで培ってきたノウハウで、生徒一人ひとりのやる気と自信を引き出し、成績アップ・志望校合格などの目標実現を確実なものにします

個別指導WAMがおすすめの理由

  • 生徒一人ひとりのペースに合わせた個別指導
  • 蓄積した学習データとAIの活用による効率的な「戻り学習」
  • 詳細な学習分析システムで目標に向けた最短ルートのカリキュラムを構築

生徒一人ひとり異なる学習ペースに対応するため、個別指導形式をとる個別指導WAM。生徒のこれまでの学習データをもとにAIが自動でテストを作成することで、効率よく前回の授業の定着を測ることが可能。カリキュラムはそれぞれに合わせ、最短ルートで目標実現できるよう構築しています

個別指導WAMの料金

項目詳細
入学金詳細はお問い合わせください
授業料高校生8,965円~

近くの塾を探して資料をダウンロード!

関連記事