この記事では大学受験に向けて個別指導塾の利用を検討している方に向けて、
個別指導塾におすすめな生徒のタイプ・通うメリット・選び方を解説します。
大学受験の概要・対策
塾についての話題に入る前に、まずは大学受験の前提を改めて確認しておきましょう。特に入試制度については、制度変更によって対策方法がこれまでと異なっている場合もあるので要チェックです。
大学受験の概要
まずは文系・理系、国公立・私立に分けて、受験科目を詳しく見ていきましょう。
文系 | 理系 | |
国公立 (共通テスト+個別) | 大学入学共通テスト(国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語) | |
英語・国語、地歴・公民・数学から1科目 合計3科目 | 英語・数学・理科 合計3科目 | |
私立 |
国公立大学の場合は、文系・理系問わず「大学入学共通テスト+個別試験」が標準的な受験形式となっています。個別試験では文系なら英語・国語と地歴・公民・数学から1科目、理系なら数学・英語・理科というパターンが一般的です。
私立大学の場合は大学入試共通テストは必須ではなく、個別試験のみで合否を判定。また、個別試験は実施せず「大学入学共通テスト」のみで合否判定する大学も存在します。
試験科目は国公立と同様3科目で実施される場合がほとんどですが、「英語+小論文」のように2科目のみで試験を行う大学もあるなど、学校によって形式が大きく異なります。
大学受験の対策
入試の難易度は大学によって異なりますが、問題のレベルとしては教科書の内容が理解できているかを問う基礎的なものから、「下の絵に描かれた状況を説明したうえで、思ったことについて英語で述べよ」といったように高度な思考力・表現力を試す難問までさまざまです。
どのレベルの大学を目指すかによって対策方法は変わってきますが、いずれにせよ基礎の理解は欠かせません。
また、受験直前期に私立専願から国公立併願に切り替える場合などは注意が必要です。前述の通り受験科目数が大幅に増え、対応できなくなってしまうことも予想されます。できるだけ早期から進路について考え、どの科目に注力しなければならないか作戦を立てておくと安心です。
大学受験対策の個別指導塾はどんな生徒におすすめ?
以上で見てきたように、入試制度が複雑化しており、それぞれの学校に合わせた柔軟な対策が必要になるのが近年の大学受験の特徴です。
そんな大学受験に立ち向かう上で、個別指導塾が向いているのはどんな生徒でしょうか。
得意教科を伸ばしたい
2〜3科目での入試を課す私立大学を志望しており、「得意な英語をもっと伸ばしたい」と考えているような場合、個別指導塾が向いています。
集団指導塾だとどうしても授業のレベルは全体に合わせて最適化する必要があるため、その科目が得意な生徒にとっては物足りなく感じることも。
個別指導塾なら、理解度に合わせてカリキュラムをスキップし、より高度な内容に進んでいくことができます。
苦手科目を克服したい
苦手科目を克服したい場合にも個別指導塾がうってつけです。個別指導塾の最大の特徴は「生徒の理解度に合わせたカリキュラム・指導方針」を取ること。したがって、苦手がある場合にはこれを克服できるよう、通常よりもじっくり時間をかけて授業を行うことも可能です。
学校で理解できないままだったところが分かるようになれば、授業に追いつけるようになって大学の対策にも専念できます。
勉強のやり方から教えてほしい
勉強が苦手な生徒は、「そもそも勉強の仕方が分からない」というケースが非常に多いですが、それもそのはず。学校では科目の内容は教えてくれますが、予習・復習のやり方や、問題を解いた後の効果的な振り返り方については案外教えてもらえません。
その点、個別指導塾では生徒一人ひとりの学習スタイルや性格に合わせた学習テクニックを指導。正しいやり方が身につくことで、その後の学習がより定着しやすくなります。
大学受験対策として個別指導塾に通うメリット
ではもう少し詳しく、大学受験対策として個別指導塾に通うメリットを見ていきましょう。
柔軟なスケジュールで受講できる
決まった時間に一斉に授業を行う集団指導塾と異なり、個別指導塾ではそれぞれの都合に合わせて授業を行います。そのため、部活動に所属していて放課後の時間が取りづらい場合でも安心。
また、周囲から遅れて大学受験対策を始めることになった場合にも、できるだけ追いつけるように逆算して授業計画を立ててもらえます。
分かるまで質問できる
学校や集団指導塾だと、質問したくてもほかの生徒と譲り合いする必要があり、なかなか自分の学習が進まないということも。
その点、個別指導塾であれば、気兼ねすることなく分かるまでじっくり質問できます。周りにほかの生徒がいると質問しづらいと感じる子でも安心です。
オーダーメイドの授業を受けることができる
生徒それぞれの苦手や得意に合わせてオーダーメイドのカリキュラムを用意してもらえるのが個別指導塾の最大のメリット。必要な対策だけに専念することができるので、時間と労力のロスがありません。
また、カリキュラムだけでなく指導方針も個別で調整。質問が苦手な生徒には質問を引き出すような声かけを行い、しっかり寄り添います。
個別指導塾の指導クオリティは低い?
ここまではメリットを中心にお伝えしてきましたが、インターネット上では**「個別指導塾は指導のクオリティが低い」**という口コミを見かけることもあります。実際のところはどうなのでしょうか。
相性が合っていなかったのかもしれない
まず考えられるのは、講師と生徒の相性が合っていなかった可能性です。どんなに指導力の高い講師でも、授業の進め方や性格の部分で相性が合っていなければ、生徒は心にモヤモヤを抱えてしまいます。その状態で学習を続けてもいまひとつ成績アップには繋がりにくいため、目標を実現することができず、結果的に「クオリティが低い」と感じてしまったのかもしれません。
講師の採用・教育体制は確認しておく必要がある
個別指導塾では現役の大学生を講師として採用していることが多いです。もちろん講師として現場に立たせる以上、厳しい採用と教育を経ているのは当然ですが、それでも時には**「質問に上手く回答できない」といったこともあります**。
より完璧さを求めるのであれば、講師の採用と教育体制にもこだわると良いでしょう。塾によっては、「社会人経験のあるプロ講師のみを採用・育成」としているところもあります。
大学受験対策での個別指導塾の選び方
ここからは、大学受験対策での個別指導塾の選び方を解説します。
志望校のレベル・難易度
志望校のレベル・難易度によって選ぶべき塾は変わります。難関大学を目指す場合であれば、その大学への合格実績がどれくらいあるかは見ておくべきです。
ただし、入塾時点での学力とそこからの伸びも合わせて確認することをおすすめします。体験授業や相談会などの機会を利用して、お子さんの現在の学力に近い生徒が、塾通いを経て合格した実例がないか確認してみましょう。
また、「難易度はそこまで高くないが、苦手科目があるので対策が必要」といった場合には、難関大学合格のために早いペースで授業を行う塾よりも、苦手克服に強みのある授業スタイルの塾の方が向いていると言えます。
学習計画サポートなどの体制面
授業以外にも、学習計画サポートなどの体制もチェックしておくべきポイントです。塾によっては専任のスタッフを配置して、進路指導・学習計画の立案・進行状況へのフィードバックを行っているところもあります。
手厚いサポートを受けることで、ゆくゆくは自立して計画・実行のサイクルを回すことができるようになります。
自習室など学習環境
せっかくお金を払って通う塾ですから、学習環境が整っているかどうか確認しておきましょう。
外の騒音が気になる教室では、なかなか集中して学習することができません。体験授業に参加するなどして、実際の学習環境を体験することをおすすめします。また、遅い時間まで使える静かな自習室があると、試験前などにも落ち着いて学習することができて便利です。
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