塾の月額費用は高い？指導スタイルや学年別の相場を解説！【費用を抑えるポイントも】

学校の成績アップや苦手克服、受験対策などの目的で子どもを塾に通わせることを検討する際、どうしても気になるのが費用ですよね。なかには「高いだろうからうちは厳しいかも」とお考えの家庭もあるのではないでしょうか。

この記事では、そんな方に向けて塾の費用相場や料金を抑えるためのポイントについて解説していきます。

塾の費用は高いのか

一般的に「塾は高い！」というイメージがありますが、実際にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
家庭ごとの学習費用の平均や家庭教師・通信教材の利用料金と比較しながら、塾の費用相場について見ていきましょう。

子どもの学習費調査との比較

以下は、文部科学省による「平成30年度子供の学習費調査」をもとに作成した学習費用の平均を示す表です。

学習塾や家庭教師、通信講座などへの年間支出額は、小・中・高と学年が上がるにつれて増加していくことが分かります。
多くの家庭で概ね、年間20〜30万円前後の費用をかけるのが一般的なようです。

家庭教師、通信講座などとの相場比較

上記は塾や家庭教師、通信講座を全て合わせた場合の平均額でした。続いて、それぞれの相場を確認します。

いずれの場合も料金には幅がありますが、このなかで最も高くなることが多いのは家庭教師です。使用する教材や授業時間、指導スタイルなど完全にオーダーメイドでの指導となるため、講師によって料金は月額で4万円を超えることも。

その点、講師による指導がない通信講座の場合は格安で学習することができます。会社によっては、5教科全てを受講したとしても月額2千円前後とかなりリーズナブルな価格設定を採用していることも。

これらと比較すると、塾の費用相場はおおよそ中間に位置していると言えます。料金は集団指導が安価なことが多く、個別指導はやや割高になるのが特徴です。
また、年間での支出は21万円〜31万円前後となり、学習費用の平均支出額と重なります。

以上から、塾の費用は「学習費用の中では概ね平均的」と言えるでしょう。

塾の費用内訳

次に、塾の費用についてもう少し詳しく見ていきます。授業料以外にも塾の費用を構成する要素が多数あることを押さえておきましょう。

入学金

入学金は概ね2万円前後で設定している塾がほとんどです。しかし、塾によっては長期休み前に「入会キャンペーン」としてこの費用が無料になったり、兄弟・友人の紹介によって割引になったりすることも。
もし時間的に余裕がある場合は、安く入塾できるタイミングを待つのがおすすめです。

授業料

授業料が塾の利用料金の大部分を占めており、月に何回授業を受けるかによって左右されます。中学生を例に説明すると、100分前後の講座を月に4回受けた時大体1.5万円前後になるイメージです。
授業料は回数のほか、学年と指導スタイルによって料金が変動します。この点については後ほどまた詳しく解説します。

教材費

教材費は授業料に含まれているケースがほとんどですが、塾によっては教科書やプリント代として別途徴収することもあるため事前に確認しておきましょう。
費用がかかる場合、大体1教科あたり5千円くらいが目安になります。

模試・講習

通常授業とは別に、定期試験・受験対策の模試を受けたり、夏期講習・冬期講習といった特別講習を受けたりする場合、別途受講料が発生します。参加は必須ではないものの、日頃の授業の成果を発揮したり抜け漏れを確認したりする場としてとても有効です。

費用は講習の内容にもよりますが、概ね20万円前後かかるとみておくと良いでしょう。

交通費・食費など

塾に通ううえで、間接的にではありますが交通費・食費が必要になることもあるかもしれません。塾が遠方にある場合は電車やバスの料金がかかることや、昼食・夕食を持たせる、あるいは塾の近くで食べるケースがあることを想定しておきましょう。

塾の授業料は指導スタイルと学年で変わる

先ほど、「塾の授業料は学年と指導スタイルで変動する」ということを説明したので、以下でより詳しく見ていきます。

指導スタイル

塾の指導スタイルは大きく「集団指導・個別指導・オンライン指導」に分けることができます。

集団指導

集団指導は学校のクラスのように、複数人の生徒に対して講師が1人で授業を行うスタイルです。全員がある程度基礎知識を持っていることを前提として、応用レベルの内容をスピーディーに指導するのが特徴。
料金に着目すると、講師の人件費を受講生全員で分割して負担するような構図になるため、比較的安価に受けられるのが特徴。週に2回授業を受けるとして、月額で1.8万円くらいが相場です。

個別指導

個別指導は講師とマンツーマン、あるいは講師1人に生徒2〜3人ほどの少人数で授業を行うスタイル。生徒1人ひとりの理解度を確認しながらじっくり苦手を克服する場合に適しています。
丁寧な指導が得られるぶん、週2回の受講で月額2.5万円前後と集団指導に比べて相場はやや割高な印象です。

オンライン指導

オンライン指導は最近主流になりつつある、ビデオ通話形式で授業を行うスタイルです。自宅から移動することなく受講できるため、感染症対策で対面が制限されている場合や、自宅近くに通える塾がない場合に最適。
専用の校舎を設けていないことが多く、施設管理費がかからないぶん受講料も安価に設定されていることがほとんどです。月額1万円台から受けられることも珍しくありません。

学年

続いて、学年ごとの料金設定の特徴を確認します。

▼小学生
個別指導塾：2.2万円〜（週1回）
集団指導塾：1.5万円〜（週2回）※1回あたり1,800円前後

▼中学生
個別指導塾：2.2万円〜（週1回）
集団指導塾：2.8万円〜（週3回）※1回あたり※1回あたり2,300円前後

▼高校生
個別指導塾：2.3万円〜（週1回）
集団指導塾：1.4万円〜（週1回）※1回あたりあたり3,500円前後

個別指導の料金は小学生〜高校生までで大きな変動はありません。集団指導に関しては単純比較が難しいものの、1回あたりの料金は学年が上がるごとに上昇。
仮に小学校から高校まで全て塾通いするとなるとかなり支出が大きくなってしまうので、もし厳しい場合には「小学生のうちは通信講座＋夏期・冬期講習のみ」のように塾に通わない学習方法も検討してみると良いでしょう。

費用を抑えるためのポイント

ここからは、塾通いの費用を抑えるためのポイントについて解説します。

入会キャンペーンを利用する

塾によっては、長期休み前に入会金が無料になる入会キャンペーンを開催していることがありますので、上手く活用しましょう。そのほか、兄弟・友人からの紹介で入会金が割引になったり、他塾からの乗り換えで塾費用の一部がキャッシュバックされたりといったケースも。

今すぐ塾に通う必要がない場合は、安くなるタイミングを待ってみても良いかもしれません。

受講する科目を絞る

塾で受講する科目は1科目から選べる場合がほとんどです。その場合は1科目分しか料金がかからないため、授業料を抑えることができます。お子さんによっては「対策するのは苦手な数学だけで良い」ということもあるでしょうから、「塾で対策する必要がある教科」と「自力で対策できる教科」をあらかじめ選り分けておくと、受講する教科を迷わずに済みます。

夏期講習、冬期講習だけ参加する

長期間塾に通うことが経済的に難しい場合や、現時点でそこまで対策を急がなくて良い場合には、「夏期講習、冬期講習だけ通う」という選択もおすすめです。学校の授業と通信講座や市販の教材で基礎固めをし、長期休みで講習を利用することで、費用を抑えながら学習効果を高めることができます。

おすすめの塾

ここからはおすすめの塾を紹介していきます。

個別教室のアルファ

プロ講師によるきめ細やかなサポートと徹底した学習管理が持ち味です。一人ひとりの性格や学習状況に寄り添った丁寧な指導でやる気を引き出し、目標達成を後押しします。

個別教室のアルファ

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対象

小1・小2・小3・小4・小5・小6・中1・中2・中3・高1・高2・高3・浪人生

授業形式

個別指導・オンライン授業

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そのほか、「オンライン自習室」など最新の仕組みを導入するなど、より良いサービスづくりに取り組んでいる点も高評価のポイントです。

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