家庭教師会社に登録をしている先生は、その全てが優秀なわけではありません。もし問題のある先生にあたった場合は、できるだけ早めに「交代」を考えることが大切です。
そこで今回は、ダメな家庭教師の6つの特徴や、先生を交代する方法についてまとめました。
お得に家庭教師会社を乗り換える方法もご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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家庭教師が決定するまでの流れ
家庭教師会社
一般的な家庭教師会社では、以下の流れで担当の先生が決定されます。
- 家庭教師会社へのお問い合わせ
- 体験授業
- ヒアリングやコースの打ち合わせ
- 入会
- 担当教師の選考と研修
- 担当教師の決定
家庭教師会社によって流れは多少異なりますが、問い合わせの後には体験授業やヒアリング、打ち合わせなどを行い、お子さんや親御さんの要望を確認するケースが一般的です。お子さんの性格や目的など、このときに得た情報をもとに担当教師が選考されるため、家庭教師会社では各ご家庭にぴったりな先生を紹介してもらえます。
また、多くの家庭教師会社は、担当教師の選考後に「研修」を実施しています。研修では家庭教師会社のノウハウや指導法、それぞれのお子さんに合った学習方法などを担当教師に共有しており、この研修によって一人ひとりの先生の質を高めています。
なお、業者によっては先生の決定後に体験授業やヒアリングが行われるので、各家庭教師会社のフローは事前に確認をしておきましょう。
個人契約
家庭教師と個人契約を結ぶ場合の流れは、「家庭教師の検索サービス」を利用するかどうかによって変わります。
そこで以下では、家庭教師の検索サービスを利用する場合と、利用しない場合の2パターンの手順をまとめました。
検索サービスを利用する場合 | 検索サービスを利用しない場合 |
---|---|
1. メールアドレスなどの登録 | 1. 評判などから、自力で先生を見つける |
2. ネット上でのページで、先生を検索する | 2. 先生との面談 |
3. 先生への申し込み | 3. 話し合った内容をもとに、契約書を作成 |
4. 先生との面談や打ち合わせ | 4. 契約を結び、先生の決定 |
5. 紹介料などの支払い | ─ |
6. 先生の決定 | ─ |
いずれのケースにおいても、基本的に家庭教師は自分で見つけることになります。ただし、利用するサービスによっては先生探しを代行してもらえるため、手間をかけたくない方はそのようなサービスの利用も考えてみましょう。
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家庭教師の先生が合わないと感じたら
いざ家庭教師をつけたものの、以下のような状況から「先生が合っていないかもしれない」と感じることがあるかもしれません。
- 今ひとつ子どものモチベーションが上がっていない
- 希望通りの指導を受けることができていない
- 授業を受けたい時間と先生の都合が一致しない
家庭教師を紹介する際は事前に打ち合わせやヒアリングを行いますが、それだけですべての情報をすり合わせるのは難しいでしょう。
ストレスや条件の不一致がある状態で指導を受け続けるわけにはいかないため、はやめにアクションを取る必要があります。
まずは要望を伝える
すぐさま変更の手続きを行っても良いですが、
新しい先生と関係を構築しなおすことは子どもにとってもストレスになりますので、まずは再度こちらの要望を伝えて、方針を変更できないか打診してみましょう。
場合によっては、先生が指導方法や接し方を工夫することで問題が解決することもあるかもしれません。
家庭教師会社に連絡する
先生に要望を伝えても問題が解決しない場合、それまでの経緯をあわせて家庭教師会社に連絡しましょう。詳しい事情が把握できれば、家庭教師会社はその情報をもとにより最適な先生を派遣することができるようになりますので、問題の解決につながります。
また、そもそも家庭教師会社に問題があるというケースも考えられます。その際は、別の家庭教師会社を利用することも検討しましょう。
交代すべき家庭教師の特徴
家庭教師はそれぞれの個人によって、指導方針や人柄、コミュニケーションの取り方などが異なります。そのため、仮に家庭教師会社や検索サービスを利用したとしても、必ず相性の良い家庭教師が見つかるとは限りません。
そこで以下では、交代すべき家庭教師の6つの特徴をまとめました。紹介された先生が以下に該当する場合は、契約後でも交代することを考えましょう。
授業日の遅刻や日時変更が多い
授業日の遅刻が多いなど、事前に約束したスケジュールを守らない家庭教師は要注意。遅刻が多い先生は、授業日の予定が立て込んでいるケースが多いので、そのうち授業日の変更を希望してくる可能性があります。
また、もともと時間に対してルーズな先生は問題外です。「腕はいいから…」などの理由で許容していると、次第に先生側がその姿勢に甘えはじめ、開始時刻がどんどん遅れてしまう恐れがあります。
それぞれのご家庭にも事情があるはずなので、スケジュールを守れない先生にあたったらすぐさま交代を考えましょう。
指導レポートを書かない
指導レポートとは、お子さんの学習段階や学習計画などを記した書類のこと。指導レポートは、「成績が伸びているか?」や「家庭教師の効果が出ているか?」を判断するための書類なので、基本的には作成をしてもらうことが望ましいでしょう。
しかし、実は指導レポートを作成してもらえるかどうかは、契約をする先生によって異なります。優秀な先生であれば、毎回の指導後にレポートを使いながらお子さんの学習状況を教えてくれるでしょう。
一方で、指導レポートを書いてくれない先生は、お子さんの成績向上や目標達成を真摯に目指していない可能性があるので、早めに交代を考えることが大切です。
雑談が多く、勉強が進まない
お子さんの心をつかむために、「雑談」をうまく活用する先生は少なくありません。しかし、勉強が進まないほど雑談が多いような状況では、本来の学習計画に支障が生じてしまいます。
お子さんとのコミュニケーションは言うまでもなく重要ですが、雑談ばかりで勉強をあまり進めない先生は、「成績を上げなくては」という責任感が弱い可能性があります。そのような先生に長期間依頼をしても、効率的にお子さんの目標を達成させることはできません。
優秀な先生は、適度に雑談をとり入れながら自然と勉強に誘導してくれるので、そのような先生を探すようにしましょう。
授業中に関係のない個人的な作業をする
授業中に個人的な作業をすることは、意外と学生のアルバイトにありがちな行為。例えば、授業中に以下のような行動をとる先生には、細心の注意を払う必要があります。
- 大学の課題など、授業とは関係がないレポートを作成している
- 参考書を読んでいるように見せかけて、自身の勉強をしている
- 漫画を読んだり、スマートフォンを触ったりしている
責任感の強い優秀な先生は、手の空いた時間を使って指導レポートをまとめたり、次の出題範囲を確認したりしています。演習などによって空き時間ができたとしても、本来その時間はお子さんのために費やすべきなので、個人的な作業をする先生はすぐに交代することを考えましょう。
お子さんの成績が上がらない
家庭教師に依頼をしたからと言って、お子さんの成績がすぐに上がるわけではありません。ただし、長期間指導にあたっているにも関わらず、お子さんの成績がなかなか伸びない場合は、先生側に以下のような問題が生じている可能性があります。
- テスト範囲を正確に予測できていない
- そもそもの指導力が足りていない
- お子さんとうまくコミュニケーションを図れていない
結果が出るまでの期間には個人差があるものの、一般的なケースでは「1~3ヵ月程度」でお子さんの成績が上がってくるはずです。この期間を過ぎても成績が伸びない場合は、別の先生に交代することをおすすめします。
お子さんとの相性が悪い
実はお子さんの学習環境は、「先生との相性」によっても変わってきます。例えば、先生がお子さんとうまく打ち解けられないと、学習に対するモチベーションはなかなか上がりません。
つまり、先生とお子さんの相性は、成績アップに直結する重要な要素と言えます。また、相性が悪い先生と一緒にいることが、お子さんのストレスにつながってしまう恐れもあるので、先生のコミュニケーション能力や性格は慎重に見極めましょう。
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先生交代の進め方
では、仮に優秀な先生を紹介されなかった場合には、どのような方法で先生を交代すれば良いのでしょうか? 状況によって交代の手順はやや異なるため、以下では「家庭教師会社の場合」と「個人契約の場合」の2パターンにわけて、先生交代の進め方を解説していきます。
家庭教師会社の場合
家庭教師会社の場合は、各業者のサポートセンターなどに「先生を交代したい」と伝えれば迅速に対応してもらえます。ただし、新たな先生の選定から紹介までには、1週間~10日ほどかかるケースが一般的なので、できるだけ早めに相談することを心がけましょう。
ちなみに、先生を交代する料金については、利用する家庭教師会社によって異なります。何度でも無料で交代してくれる業者がいる一方で、1回目から有料になる業者も見受けられるため、各業者の交代のフローや詳細は細かくチェックしておきましょう。
家庭教師会社の一例
上記でもご紹介したように、先生の交代によって発生する費用は業者によってさまざまです。そこで以下では、主な家庭教師会社の仕組みを簡単にまとめました。
家庭教師会社 | 教師の交代に関する情報 |
---|---|
家庭教師のトライ | 何度でも無料で交代可能 |
家庭教師のアルファ | 何度でも無料で交代可能 |
学参 | 何度でも無料で交代可能 |
家庭教師のあすなろ | 何度でも無料で交代可能 ただし、1ヵ月程度は同じ先生の指導を受けることが推奨されている |
家庭教師のデスクスタイル | 何度でも無料で交代可能 |
オンライン家庭教師WAM | いつでも交代可能 (※料金については、公式サイトに記載なし) |
家庭教師のファミリー | 何度でも無料で交代可能 |
家庭教師ASK | 採用から6ヵ月間は、何度でも無料で交代可能 6ヵ月目以降は、教師側の都合により1回のみ交代可能 |
他の家庭教師会社へ乗り換えを検討することも可能
交代サービスを利用してもなかなか理想の教師にあたらない場合は、ほかの家庭教師会社への「乗り換え」もひとつの手段です。家庭教師会社によって登録をしている先生は異なるため、業者を変えるだけで優秀な先生に出会えることもあります。
家庭教師会社の乗り換えを検討する際には、各社の「乗り換えキャンペーン」に目を向けてみましょう。家庭教師会社によっては、他社から乗り換えた利用者に対して料金を割引するなどのキャンペーンを行っています。
キャンペーンを利用すれば、お得な形で新しい家庭教師会社と契約できるので、各社のキャンペーン情報はしっかりとチェックすることをおすすめします。
個人契約の場合
個人契約の先生を交代する場合は、まずはその先生に「解雇する旨」を直接言い渡します。もちろん、新しい先生は再び自分で探す必要があるので、家庭教師会社のケースに比べると手間や時間がかかってしまうでしょう。
ちなみに、家庭教師の検索サービスを利用する場合は、交代する度に紹介料などの費用が発生します。違約金・解約金などはかかりませんが、仮に紹介された先生の質が悪くても紹介料などが返還されることはないので、慎重に契約を結ぶことが大切です。
なお、先生との契約に「解雇に関する内容」が含まれている場合は、その内容に則って交代を進める必要があります。
契約内容によってはスムーズに先生を交代できなくなる恐れがあるので、契約書の内容は細かくチェックしておきましょう。
家庭教師の失敗しない選び方
お子さんとも話し合って「合う家庭教師・合わない家庭教師」の判断基準を明確にしておかないと、「せっかく変更したのにまた合わない」という悪循環に陥る可能性もあります。
家庭教師を選ぶ際に気を付けておくべきポイントについて整理したので、ここから一緒に確認していきましょう。
依頼の目的をはっきりさせる
どういう目的を果たすために家庭教師を利用するのかを改めて定義しておきましょう。
- 学校の成績を上げたい
- 苦手科目にじっくり取り組みたい
- 大学受験を目指している
上記は一例ですが、これらの目的によって指導方法は大きく異なります。また、家庭教師にもそれぞれ得意・不得意がありますので、できることならその分野に精通した方に指導をお願いしたいものです。
事前に子供の性格を伝えておく
いくら先生に実績があったり、能力が高かったりしても、子どもとの性格の差が大きければ「相性が合わない」と感じる要因になり得ます。
「おっとりしたタイプなのでゆっくり丁寧に教えてほしい」「集中が続かないので、スピーディーに学校の学習内容を先取りしてほしい」など、あらかじめ子どもの性格・タイプを伝えておくことでミスマッチを防ぎ、より最適な先生を紹介してもらうことができます。
口コミを確認する
口コミは貴重な情報源ではありますが、投稿主の主観が含まれているため、すべてを鵜呑みにするのはおすすめできません。とはいえ、ある程度の数が集まっていれば、その家庭教師・先生に関して「指導スタイル」「得意分野」などの客観的な情報を収集することができます。
お子さんの状況に近しい体験をした方の投稿が見つかることもありますので、目的に沿った家庭教師を探すうえで、判断材料のひとつに加えておくと良いでしょう。
信頼できる家庭教師先を見つけましょう
家庭教師会社には交代サービスがあるとは言っても、あまりにも交代が多いとお子さんに負担をかけてしまいます。お子さんに最適な先生、信頼できる家庭教師会社などを早い段階で見つけないと、お子さんの学習計画もスムーズに進まないでしょう。
先生探しで悩んでいる親御さんには、先生に対する研修や指導がしっかりと行われている家庭教師会社の利用がやはりおすすめです。ただし、家庭教師会社によってサービスの特徴は大きく異なるので、まずは『家庭教師比較くらべーる』から資料を請求してみましょう。
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