家庭教師の指導日は、基本的には入会前・契約前の段階で決定します。ただし、学校や習い事の事情でお子さんの都合が変わることもあるので、なかには「途中から変更できないの?」と不安に感じている親御さんもいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、家庭教師の指導曜日・時間帯の決め方や、休日・昼間の指導についてなど、ご家庭から質問を受けることが多い内容を分かりやすくまとめました。指導スケジュールの変更方法についてもご紹介しているので、不安を感じている親御さんはぜひ最後までチェックしてみてください。
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家庭教師の指導日・時間帯の決まり方
スムーズに家庭教師の指導を始めたいのであれば、指導日・時間帯の決まり方を大まかに理解しておくことが大切です。実際の決まり方はケースによってやや異なりますが、以下では一般的な家庭教師会社・個人契約におけるスケジュールの決め方をまとめました。
家庭教師会社
家庭教師会社と契約をする場合は、入会のタイミングで指導日・時間帯を決めるケースが一般的です。入会時に希望の曜日や時間帯を伝えると、これらの情報を基に担当する先生を紹介してもらえます。
したがって、家庭教師会社を利用するケースでは、スケジュールを先生側に合わせる必要はありません。各ご家庭の都合に必ず合わせてもらえるので、最も都合が良いタイミングを事前に考えておきましょう。
個人契約
個人の家庭教師と契約を結ぶ場合は、先生が決定してから指導スケジュールを相談します。ただし、契約内容に「指導日に関する情報」を含める必要があるので、遅くても契約書を作成する前にはスケジュールを決定しなければなりません。つまり、希望の曜日・時間帯を伝えるタイミングは、先生の決定~契約前の間となります。
なお、個人契約では先に担当の家庭教師を探すため、見つけた先生にこだわりたい場合は、先生側の都合に合わせる必要が生じることもあります。
家庭教師の曜日・時間帯は選べるの?
家庭教師の曜日・時間帯は、基本的には各ご家庭で選ぶことが可能です。ただし、具体的に「どのような要望が通るのか?」を理解しておかないと、スケジュール調整が難航してしまう恐れがあります。
そこで次からは「曜日の希望」と「時間帯の希望」の2つに分けて、家庭教師会社などが対応してくれる範囲などをまとめました。
曜日の希望
指導と聞くと平日をイメージするかもしれませんが、家庭教師の指導日は休日でも問題ありません。土日はもちろん、先生の都合次第では祝日に指導を受けることも可能なので、入会前・契約前には最も都合が良い曜日を気軽に伝えましょう。
なお、契約後に先生の都合がどうしてもつかなくなった場合は、基本的には別の曜日に振り替えます。万が一、先生と希望の曜日が合わない場合は、予定の合う別の先生に担当変更する場合もあります。つまり、毎月の月謝(授業料)が無駄になることはないので、その点を心配する必要はありません。
時間帯の希望
指導時間についても、基本的には好きな時間帯を選べます。家庭教師会社によっては21時以降の指導にも対応しているため、事前に希望を伝えておけば深夜に指導を受けることも可能です。
ただし、時間帯をあまりにも遅くすると、条件に合う先生がなかなか見つからないようなことも。例えば、公共交通機関がすでに止まっている時間帯を希望すると、そもそもご家庭に通える先生の数が減ってしまうため、必然的に優秀な先生と巡り合える確率が下がります。
したがって、時間帯の希望を考える際には、あくまでも「常識的な範囲」で決めることを意識しましょう。先生が公共交通機関を使って帰宅することを考えれば、遅くても23時ごろまでには指導を終えられるスケジュールが望ましいといえます。
平日昼間の時間帯も可能
平日の昼間といえば、心身ともに健康なお子さんは学校に通っている時間帯です。そのため、家庭教師のスケジュールを決める際に、あらかじめ平日昼間を選択肢から除外してしまう親御さんも見受けられます。
しかし、対応してくれる先生さえ見つかれば、家庭教師は平日昼間に依頼しても全く問題ありません。特に家庭教師会社のなかには、不登校のお子さんを手厚くサポートする目的で、昼間に指導をする専門コースを用意している会社もいくつか見受けられます。
そのほか、病気療養中や入院中のお子さん、高卒認定を目指しているお子さんなどにとっても平日昼間は都合の良い時間帯となるので、該当するご家庭は視野を広げて希望スケジュールを決めるようにしましょう。
希望を出す際の注意点
前述でも触れましたが、指導日の曜日や時間帯をあまりにも限定すると、家庭教師会社から紹介してもらえる先生の数がどうしても減ってしまいます。その結果、優秀な先生や相性の良い先生を選べなくなる恐れがあるので、希望スケジュールはできるだけ広げて伝えることをおすすめします。
では、紹介してもらえる先生の数を増やしたい場合には、どのように希望スケジュールを伝えるべきでしょうか。希望スケジュールの伝え方としては、主に以下のような方法が考えられます。
【1】金曜日の19~21時が良い
【2】どの曜日でも構わないが、22~23時しか指導を受けられない
【3】平日の20時以降なら、どのタイミングでも良い
曜日・時間帯の両方が限定されている【1】や、遅い時間帯しか希望していない【2】のような伝え方では、候補の先生はどうしても少なくなります。そのため、家庭教師会社などに希望スケジュールを伝える際には、【3】のように曜日・時間帯に幅を持たせて伝えるようにしましょう。
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曜日・時間帯の変更はできるの?
なかには入会前・契約前に指導スケジュールを決めたものの、状況の変化により「その曜日・時間帯での指導が難しくなった…」と悩まされるご家庭もあるでしょう。しかし、基本的に家庭教師は曜日・時間帯の変更に対応してくれるので、大きな不安を感じる必要はありません。
では、実際にはどのように指導スケジュールを変更するのか、「家庭教師会社」と「個人契約」の2パターンに分けてご紹介します。
家庭教師会社
家庭教師の曜日・時間帯は、家庭教師会社が決めているわけではありません。家庭教師会社が決めているのは「毎月の指導回数」のみであり、指導スケジュールに関する内容は先生と直接調整をすることになります。
そのため、曜日・時間帯を変更したい場合には、先生がご家庭に訪れたタイミングで伝えましょう。先生の都合次第では今後の指導スケジュールだけではなく、「今週だけ」「今月だけ」といった一時的なスケジュールの変更も可能です。
ただし、急な予定変更は先生に迷惑がかかるので、曜日・時間帯の変更は早めに伝えることが大切です。また、あまりにも高い頻度でスケジュールを変更すると、先生の都合がつかなくなってしまう恐れがあります。
なお、担当の先生と都合がつかなくなった場合の対応については、利用する家庭教師会社によって異なります。家庭教師会社によっては、先生の交代サービスを無料で提供しているため、不安を感じている親御さんはそのような家庭教師会社を探してみましょう。
個人契約
個人契約の場合も、指導スケジュールの変更希望は先生に直接伝えます。先生側の都合が良ければ、今後の指導スケジュールだけではなく、一時的な曜日・時間帯の変更にも対応してもらえるでしょう。
ただし、実際に対応してもらえるかどうかは先生の都合次第なので、ケースによってはご家庭側も譲歩する必要性が出てきます。また、個人契約では家庭教師会社のような交代サービスは用意されていないため、担当の先生の都合がどうしてもつかない場合には、その先生との契約を解消するほかありません。
強引に指導スケジュールを変更しようとすると、先生との間で深刻なトラブルに発展してしまう恐れがあるので、個人契約についても曜日・時間帯の変更は早めに申し出るようにしましょう。
比較検討して、お子さんに合った家庭教師を選びましょう!
家庭教師の指導曜日や時間帯は、基本的にはご家庭側が選べます。依頼先によっては途中で指導スケジュールを変更することも可能ですが、実際の対応は家庭教師会社によって異なるので注意が必要です。
そのため、頻繁に予定が変わりそうなご家庭や、スケジュール変更に不安を感じているご家庭は、各家庭教師会社のサポート内容を細かくチェックしておきましょう。家庭教師会社が提供するサービスについては、各企業のパンフレットや資料などで確認できます。
なお、家庭教師会社の情報を手っ取り早くチェックしたい方には、『家庭教師比較くらべーる』でまとめて資料請求をする方法がおすすめです。『家庭教師比較くらべーる』では、信頼できる家庭教師会社の資料を無料でお取り寄せできるので、情報収集をしているご家庭はぜひ利用してみてください。
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