「家庭教師の先生を選ぶとき、資格の有無は気にすべき?」「資格以外で何を基準に先生を選ぶべき?」など、家庭教師の資格に関するお役立ち情報をお届けします。
家庭教師の先生を選ぶ上で注目すべき資格やスキルについてまとめているので、家庭教師会社や先生の選び方でお悩み中の方はぜひご覧ください。
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最適な勉強法と家庭教師をご紹介
家庭教師に資格は不要!各会社の求める条件はさまざま
家庭教師の先生になるために、特別な資格は必要ありません。
ただし家庭教師会社によっては、特定の資格や経歴を持っている人材を積極的に採用しているケースがあります。
例えば『東大家庭教師友の会』のような受験対策に力を入れる会社では、現役医学部生が医学部進学へ特化した指導を行っているのが特徴です。
また『家庭教師のトライ』のような幅広い層のお子さんを扱う会社では、不登校のお子さん向けに教育カウンセラーがカウンセリングが行っています。
先生の採用基準は家庭教師会社によって異なるため、まずはいくつかの会社を比較してみるのが良いでしょう。
お子さんに目標(志望校など)の学力があることが大前提
家庭教師は教員免許のようなわかりやすい資格が不要なため、親御さんの中には「先生の学力がわからなくて不安」という方もいるかもしれません。
その点について、家庭教師会社はお子さんの目標(志望校や苦手克服など)を達成できる先生を厳選した上で派遣するため安心してください。
学力が足りない先生を派遣することはまずありませんが、それでも不安な場合は事前に家庭教師会社へ先生の希望を伝えておくのが良いでしょう。
家庭教師を探す条件として「資格」を基準にしたほうがいい?
あまり厳密にこだわる必要はありませんが、家庭教師の先生を選ぶ際に資格の有無を基準とするのも1つの方法です。
特に「推薦入試に向けて英検を取得したい」や「不登校の子どもに勉強習慣をつけさせたい」など具体的な目標がある場合は、専門知識がある先生に依頼したほうが質の高い授業を受けられる確率は上がるでしょう。
こちらでは、先生を選ぶ上で基準となる資格をいくつか紹介していきます。
教員免許や学習塾講師検定の資格
科目知識が豊富で熱意のある先生を希望するのであれば、教員免許や学習塾講師検定の資格を1つの基準とするのもおすすめです。
教員免許を取得しているということは、担当科目をお子さんに教えられるだけの知識が備わっているということ。つまり、先生の学力面を心配する必要はありません。
その他の教育系資格として挙げられるのが、塾講師の科目知識やマナーを測る学習塾講師検定です。
あまり有名な資格ではありませんが、わざわざ塾に特化した資格を取得するということはモチベーションが高い先生である可能性が考えられます。
特定の科目に長けていることを証明する資格
苦手科目を克服したいお子さんは、「その科目の知識を証明する資格を持っているかどうか」を基準に先生を選ぶのもおすすめです。
例えば英語であればTOEICや英検、数学であれば数検などが挙げられます。
また特定科目の資格を所持している先生は、一般入試だけでなく推薦入試を受けるお子さんにもぴったりです。
TOEICや英検、数検などは推薦入試のアピール材料になるため、推薦入試に向けて資格取得を目指している場合は、すでに該当資格を取得している先生に依頼するのが良いでしょう。
教育支援カウンセラー・不登校訪問専門員などの資格
不登校のお子さん向けのコースがある家庭教師会社では、教育支援カウンセラーや不登校訪問専門員を雇っていることがあります。
専門の資格を持った先生は、お子さんのやる気を出させる学習プランを立てたり、コミュニケーションが丁寧だったりなどメンタル面のケアが得意な点が特徴です。
そのためただ勉強の遅れを取り戻すだけでなく、お子さんと良好な関係を築ける先生をお探しの場合は上記の資格を持った先生へぜひ依頼してみてください。
その他の資格
その他にも看護学校や高卒認定など、目標(志望校や資格)がピンポイントな場合は指導実績のある先生や資格取得済みの先生へ依頼するのがおすすめです。
指導経験が豊富な先生は教えるのが上手なだけでなく、今までのお子さんの体験を元にアドバイスしてくれるため信憑性があります。
また、それぞれの学校の出題傾向に詳しいことが多く、志望校を受験する上でのポイントやテクニックについての話も聞けるでしょう。
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家庭教師には資格以外のスキルも重要
家庭教師の先生を選ぶ上で資格は1つの基準となりますが、資格だけでなく「資質」についても重視することが大切です。
こちらでは、家庭教師の先生が持つべき5つのスキルをお伝えするので、お子さんと相性の良い先生を探す上でぜひ参考にしてみてください。
教える能力
教える能力は、家庭教師の先生を選ぶ上で特に注目すべきスキルです。
「学歴が高い先生は教えるのが上手なはず」と考える方は多いですが、教える能力と学歴はあまり関係ないため注意してください。
家庭教師の先生の仕事は、お子さんに「わからないことを理解してもらうこと」です。
お子さんが理解できないときに、図を書いてくれたり具体例で説明してくれたりなど、手法を変えながら指導できる先生は教える能力が高いと判断できます。
また、お子さんの学力や理解力に合わせた教え方ができるかどうかも重要なポイントです。
あまりにも説明が難しすぎるなど、先生の教え方がお子さんの学力や理解力に合っていないと感じる場合は家庭教師会社に相談してみるのが良いでしょう。
コミュニケーション能力
家庭教師の指導は、マンツーマンで行うのが基本スタイルです。
そのため集団塾と比べてお子さんとの距離が近く、先生のコミュニケーションに問題があればお子さんのストレスになるリスクがあります。
逆にお子さんの話をよく聞いてくれたり、授業中によく声かけをしてくれたりする先生は、お子さんのモチベーションを上げ勉強の楽しさを教えてくれるでしょう。
ただ、家庭教師会社から派遣される先生は、事前に面接でコミュニケーション能力をチェックされていたり、指導方法について研修で教育されていたりするので安心してください。
ただし、個人契約の場合は事前に研修を受けているわけではないので、契約を結ぶ前に親御さんが先生のコミュニケーション能力をチェックしておくことが大切です。
一般常識・マナー
一般常識やマナーも、家庭教師の先生が備えておくべき重要なスキルです。
先生とは数ヶ月~数年の付き合いになるため、一般常識やマナーができていない先生では長期にわたり良好な関係を築くことは難しいでしょう。
例えば挨拶や報連相など、社会人としての基本ができていない先生にお子さんを託すのは不安に感じるはずです。
また、言葉遣いがラフすぎたり時間を守らなかったりなど、言動が非常識な先生には抵抗感があるかもしれません。
一般常識やマナーは体験授業でわかることが多いので、初回の授業時に先生の振るまいを軽く確認しておくことをおすすめします。
忍耐力
小さな子どもは集中力が身についていないことが多く、指導時間中に勉強以外のことを始めようとしたり、お喋りに夢中になったりすることがあります。
そのためお子さんがまだ小さい場合は、忍耐力のある先生に指導を任せるのが良いです。
また、わからない箇所を粘り強く教えてくれる忍耐力も家庭教師の先生には必要です。
理解できない箇所を丁寧に教えてくる先生、同じことを質問してもイライラしない先生であれば、お子さんが気兼ねなく質問できるため成績アップにも繋がりやすいでしょう。
スケジュールを管理する能力
家庭教師の先生は、お子さんが最短で目標点数を採るためのスケジュールを練り、スケジュール通りまたは変更を加えながら指導を進めていきます。
スケジュール管理は先生の手腕が問われるポイントですが、過去にたくさんの受験生を見てきた指導経験が豊富な先生であれば、今までの経験やノウハウを活かして適切に管理をしてくれることが多いです。
一概に若手よりベテランの先生のほうが良いとは言えませんが、受験のような重大イベントを控えているお子さんはスケジュール管理に長けた先生を依頼するのが良いでしょう。
資格の有無も含めて相談!お子さんに合った家庭教師会社を見つけよう
「子どもに合った先生を見つけたい」という親御さんは、まずはどの家庭教師会社がお子さんに合っているのか調べるところから始めましょう。
無料のパンフレットで情報を手に入れるのも良いですが、家庭教師診断でお子さんにぴったりの会社を探してみるもおすすめです。
10秒で簡単に結果が知れるので、興味がある方はぜひ活用してみてください。
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