こちらでは、愛知県の高校受験に関するお役立ち情報をまとめています。
公立高校受験の選抜方法や倍率の高い高校、私立高校の受験、検定試験の優遇措置、内申点などを分かりやすく解説しているので、参考にしてみてください。
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2022年(令和4年)度の愛知県・公立高校受験について
愛知県の公立高校受験には複数の選抜方法がありますが、特にこちらでは大多数の生徒に関係のある「推薦選抜」と「一般選抜」について解説しています。
推薦選抜
推薦選抜は、AグループとBグループで面接実施日が分かれているのが特徴です。調査書や推薦書、面接の結果、そのほかの書類、また学校によっては特別検査の結果が選抜資料として活用されます。なお、推薦選抜でも学力検査は行われますが、その成績は合否に影響しません。
入試に関する日程
項目 | 日程 |
---|---|
出願期日 | 2月17日(木)、2月21日(月) |
学力検査日 | Aグループ:3月7日(月) Bグループ:3月10日(木) |
面接実施日 | Aグループ:3月8日(火) Bグループ:3月11日(金) |
特別検査日 | Aグループ:3月8日(火) Bグループ:3月11日(金) ※音楽科は別日にも実施 |
合格発表日 | 3月18日(金) |
選抜方法(特別検査・実技・調査書・面接など)
<特別検査>
デザイン科、スポーツ科学科、音楽科、美術科、場合によっては国際英語科と国際教養科など、一部の学科を受験する場合は特別検査が実施されます。
例えばデザイン科では鉛筆による正確な描写や紙を使った立体の構成、美術科では鉛筆デッサンなど、それぞれの学科の技能を測る試験が課されるのが特徴です。
試験日は学科によって異なるので、志望校の情報を調べておきましょう。
<調査書>
推薦選抜では調査書の内容も重要視され、例えば普通科の受験では「人物が優れており、運動、文化、芸術、奉仕活動等の諸活動のいずれかにおいて優れた能力・適性及び実績等を有する者」が一つの基準として挙げられています。
<面接>
推薦選抜の面接は、一般選抜とは別で実施されます。中学校での生活や趣味、特技、将来の進路希望などに加えて、自己の特性について1分程度で答える質問などが課されます。
一般選抜
愛知県の一般選抜は、学力検査と面接の実施日がAグループとBグループに分かれているのが特徴です。推薦選抜との主な違いとして、一般選抜では学力検査の結果が合否に影響することが挙げられます。
入試に関する日程
項目 | 日程 |
---|---|
出願期日 | 2月18日(金)、2月21日(月) |
学力検査日 | Aグループ:3月7日(月) Bグループ:3月10日(木) |
面接実施日 | Aグループ:3月8日(火) Bグループ:3月11日(金) |
特別検査日 | Aグループ:3月8日(火) Bグループ:3月11日(金) ※音楽科は別日にも実施 |
合格発表日 | 3月18日(金) |
選抜方法(学力検査・実技・調査書・面接など)
<学力検査>
学力検査の対象となる教科は、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科で、英語(外国語)には聞き取り検査が含まれます。中学校学習指導要領における各教科の目標に照らし合わせた、基本的・基礎的な問題が出題されます。
試験時間は国語・社会・数学・理科が45分間で、英語は50分間(聞き取り検査が10分間、筆記試験が40分間)。各教科の配点は22点満点で、5教科の合計は110点満点です。ただし、下記の通り傾斜配点が課される例もあります。
- 国際英語科または国際教養科を受験する場合:外国語(英語)の配点と得点が1.2倍となる
- 全日制単位制高校を受験する場合:5教科のうち特に得点の高かった3教科の得点を2倍し、その上で5教科すべての合計(最高176点)を最高110点に換算する
<調査書>
調査書に記載される「学習の記録」の評定(最高45点)を2倍し、最高90点で評価します。ただし、下記の学科を受験する場合は傾斜配点が実施されます。
- スポーツ科学科:保健体育の評定を1.5倍
- 音楽科:音楽の評定を1.5倍
- 美術科:美術の評定を1.5倍
- 国際英語科・国際教養科:英語の評定を1.5倍
学習の記録以外にも、総合的な学習の時間の記録、特別活動の記録、特別活動以外の諸活動の記録及び特技、行動の記録、その他の特記事項などを総合的に見て調査書を評価します。
<面接>
推薦選抜と同様に一般選抜でも面接が実施され、主に中学校での生活や趣味、特技、将来の進路希望などを聞かれます。
2022年(令和4年)度の愛知県・公立高校別の倍率
多くの親御さんにとって、お子さんの志望校の競争率は気になるもの。
下記には、愛知県の公立高校(全日制一般選抜・推薦選抜)の倍率を調べたものをまとめているので、どの学校・学科が人気なのか参考程度にチェックしてみてください。
全日制一般選抜・推薦選抜(Aグループ)の倍率
下記は、愛知県における全日制一般選抜・推薦選抜のAグループ(全78校、153学科)のなかでも倍率の高い上位10校です。
- 市立工芸高校 情報科:3.13倍
- 豊丘高校 普通科:3.10倍
- 市立工芸高校 デザイン科:2.95倍
- 熱田高校 普通科:2.85倍
- 小牧高校 普通科:2.82倍
- 安城高校 普通科:2.80倍
- 福江高校 普通科:2.60倍
- 御律高校 普通科:2.58倍
- 市立向陽高校 普通科:2.57倍
- 一色高校 普通科:2.49倍
全日制一般選抜・推薦選抜(Bグループ)の倍率
下記は、愛知県における全日制一般選抜・推薦選抜のBグループ(全81校、158学科)のなかでも倍率の高い上位11校です。
- 瑞陵高校 普通科:3.42倍
- 天白高校 普通科:3.02倍
- 市立工業高校 情報技術科:2.78倍
- 中村高校 普通科:2.62倍
- 市立菊里高校 普通科:2.47倍
- 千種高校 普通科:2.36倍
- 瑞陵高校 理数科:2.33倍
- 名古屋西高校 普通科:2.31倍
- 阿久比高校 普通科:2.26倍
- 豊田高校 普通科:2.23倍
- 小坂井高校 普通科:2.23倍
参考:令和4年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程)における志願変更後の志願者数(最終)について
2022年(令和4年)度の愛知県・私立高校受験について
愛知県の私立高校受験における一般入試では、学力検査が2月1日・2日・3日のいずれかの日程で実施されます。学力検査の教科が5科目の学校もあれば3科目の学校もあり、また面接の有無なども学校によって変わるので、志望校の情報をしっかりとチェックしておきましょう。
<東海高校>
項目 | 日程(一般) |
---|---|
願書受付 | 1月24日(月)~1月28日(金) |
学力検査日 | 2月1日(火) |
教科目 | 国語・数学・英語・理科・社会 |
面接 | 無し |
合格発表日 | 2月3日(水) |
<滝高校>
項目 | 日程(推薦) | 日程(一般) |
---|---|---|
願書受付 | 1月19日(水)~1月21日(金) | 1月24日(月)~1月28日(金) |
学力検査日 | 1月26日(水) | 2月1日(火) |
教科目 | 国語・数学・英語 | 国語・数学・英語・理科・社会 |
面接 | 有り | 無し |
合格発表日 | 1月27日(木) | 2月4日(木) |
<椙山女学園高校>
項目 | 日程(推薦) | 日程(一般) |
---|---|---|
願書受付 | 1月19日(水)~1月21日(金) | 1月24日(月)~1月31日(月) |
学力検査日 | 1月26日(水) | 2月2日(水) |
教科目 | 国語・数学・英語 | 国語・数学・英語・理科・社会 |
面接 | 有り | 無し |
合格発表日 | 1月27日(木) | 2月4日(金) |
<安城学園高校>
項目 | 日程(推薦) | 日程(一般) |
---|---|---|
願書受付 | 1月19日(水)~1月21日(金) | 1月24日(月)~1月28日(金) |
学力検査日 | 1月26日(水) | 2月2日(水) |
教科目 | 国語・数学・英語 | 国語・数学・英語・理科・社会 |
面接 | 有り | 無し |
合格発表日 | 1月27日(木) | 2月4日(金) |
<光ヶ丘女子高校>
項目 | 日程(推薦) | 日程(一般) |
---|---|---|
願書受付 | 1月19日(水)~1月21日(金) | 1月24日(月)~1月28日(金) |
学力検査日 | 1月26日(水) | 2月3日(木) |
教科目 | 国語・数学・英語 | 国語・数学・英語・理科・社会 |
面接 | 有り | 無し |
合格発表日 | 1月27日(木) | 2月7日(月) |
愛知県の高校受験における検定試験の優遇措置
愛知県の高校受験では、漢検や数検、英検などの資格試験を取得しておくことで、入試が有利に働くことがあります。
特に推薦入試では検定試験を評価する高校が多いので、お子さんの志望校が優遇措置を取り入れているのか確認しておくのがおすすめです。
<津島東高等学校 一般・推薦>
漢字検定:級設定なし。合否判定の考慮・参考にされる。
<日進高等学校 一般・推薦>
数学検定:4級以上で参考資料として活用される。
<名古屋国際高等学校 普通科国際バカロレアコース>
英語検定:推薦入試において2級以上は出願優遇される。
愛知県の高校受験における内申点について
愛知県の高校受験における調査書には、学習の記録(第3学年)、総合的な学習の時間の記録、特別活動の記録、行動の記録、出欠の記録(第2・3学年)などが記入されます。
「学習の記録」の評定は最高45点を2倍した最高90点で評価されるのが基本ですが、下記の学科を受験する場合は傾斜配点が実施されます。
- スポーツ科学科:保健体育の評定を1.5倍
- 音楽科:音楽の評定を1.5倍
- 美術科:美術の評定を1.5倍
- 国際英語科と国際教養科:英語の評定を1.5倍
また合格者の選抜を行う際は、学力検査と調査書を評価した結果、各高校の定める基準人数内に収まる受験者を「A」、基準人数に収まらない受験者を「B」とします。そして「A」「B」の順番に評価し、Bに関しては下記3パターンいずれかの方式で数値を算出します。
- (評定得点)+(学力検査合計得点)
- {(評定得点)×1.5}+(学力検査合計得点)
- (評定得点)+{(学力検査合計得点)×1.5}
内申点は学力検査や面接と同様に合格を左右する重要な項目のため、普段から授業へまじめに取り組むこと、定期テスト対策を怠らないことが大切です。
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愛知県では公立高校を2校同時に受験できるなど、お子さんの選択肢が広がる入試システムを採用していますが、令和5年(2023年)度からは新しいシステムが導入されることが発表されています。
このように、高校受験の情報は年ごとに更新されることがあるため、地域の受験情報に詳しい担当者がいる家庭教師会社を活用するのが良いでしょう。知識豊富な担当者が進路相談に乗ってくれるほか、プロの先生からマンツーマン指導を受けられるのがメリットです。
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