兵庫県の高校受験を分かりやすく解説！公立・私立の入試日程や選抜方法など

こちらでは、兵庫県の高校受験に関する詳細な情報をまとめています。

公立高校受験の選抜方法や各高校の倍率、私立高校の受験スケジュール、検定試験の優遇措置、調査書（内申点）などを紹介しているので、目を通しておきましょう。

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2022年（令和4年）度の兵庫県・公立高校受験について

兵庫県の公立高校受験には、推薦選抜、特色選抜、連携型入学者選抜、外国人生徒にかかわる特別枠選抜、一般選抜（学力検査による入学者選抜）などがあります。

そのなかでも下記では、推薦選抜と一般選抜について詳しく解説しています。

推薦選抜

推薦選抜は、主に下記の4種に分かれています。

• 専門教育を主とする学科における推薦入学
• 普通科コースにおける推薦入学
• 普通科単位制（全日制）における推薦入学
• 総合学科における推薦入学

下記では、普通科コースを受験する場合について解説します。

入試に関する日程

選抜方法（適性検査・実技・調査書・面接など）

＜適性検査＞
適性検査や実技検査では、下記の通り該当教科の基本的な内容が出題されます。

• 適性検査：英語・数学・理科から2教科以内をペーパーテスト形式などの方法で検査する。ただし、実施する教科は各高校のコースの特色に合った適切なものとする。
• 実技検査：英語の「読むこと｣､「聞くこと｣､「話すこと｣などの領域、または理科の「観察・実験」の領域を検査する。

検査時間は適性検査が1検査につき50分、実技検査が1検査につき20分以内です。

＜調査書＞
調査書は、第1・2学年の評定を生徒指導要録に基づき5段階で評価し、第3学年の評定に関しては第1・2学期の成績を参考にし教科ごとに5段階で評価します。

＜面接＞
面接では、当該コースを志望する動機や理由、将来の進路、コースの学習に対する興味・関心・意欲などが聞かれます。審査を公平に行うためにも、当日は2人以上の面接官が検査にあたります。

一般選抜（学力検査による入学者選抜）

一般選抜（学力検査による入学者選抜）は、中高一貫教育校を除いた全日制普通科と総合学科で「複数志願選抜」、そのほかの学科で「単独選抜」が採用されています。

複数志願選抜とは第2志望まで出願できる選抜方法で、単独選抜とは1校につき1学科のみ出願できる選抜方法です。

入試に関する日程

選抜方法（学力検査・実技・調査書・面接など）

＜学力検査＞
学力検査の対象となる教科は、国語・社会・数学・理科・英語（聞き取りテストを含む）の5教科です。出題される内容は、中学校学習指導要領の目標に基づいた基本的事項となっています。配点は各教科100点満点の合計500点満点で、試験時間は各教科50分間です。

＜実技＞
総合学科のみを志望し、実技検査での受検を希望する受験者に関しては、出願時に必要書類を提出することで、音楽、美術、保健体育、技術・家庭の4教科から希望する1教科を学力検査のなかの1教科と代替することが可能です。

ただし実技検査を受験する場合は、受検を希望する教科の調査書の学習の記録が、代替する教科よりもおおむね良好であることが求められます。

＜調査書＞
調査書は、第1・2学年の評定を生徒指導要録に基づき5段階で評価し、第3学年の評定に関しては第1・2学期の成績を参考にし教科ごとに5段階で評価します。

選抜の際は、学力検査を行う5教科の評定を4倍にした値と、学力検査を行わない4教科の評定を7.5倍した値を合計します。対象となるのは第3学年の学習の記録で、総配点は250点です。

また学習の記録だけでなく、調査書に記載される諸記録を総合して合否を判断します。

参考：令和4年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱

2022年（令和4年）度の兵庫県・公立高校別の倍率

お子さんの志望校を決める際、一つの参考材料として各高校の倍率について調べておくのもおすすめです。

こちらでは、各高校における推薦選抜と一般選抜の倍率について紹介します。

推薦選抜の倍率

下記には、推薦選抜を実施している94校、165学科のなかから、特に倍率の高い11校を抜粋してまとめました。

• 農業高校 動物科学学科：2.75倍
• 市西宮高校 グローバルサイエンス学科：2.33倍
• 神戸高校 総合理学学科：2.20倍
• 姫路西高校 国際理学学科：2.15倍
• 西宮高校 普通科：2.14倍
• 尼崎稲園高校 普通科：2.06倍
• 市伊丹高校 商業学科：2.00倍
• 社高校 生活科学学科：2.00倍
• 農業高校 園芸学科：1.95倍
• 兵庫工業高校 情報技術学科：1.85倍
• 西脇高校 生活情報学科：1.85倍

参考：令和4年度兵庫県公立高等学校推薦入学等志願状況

一般選抜の倍率（全日制）

下記には、一般選抜（全日制）を実施している高校のなかから、特に倍率の高い10校を抜粋してまとめました。

• 西宮高校 普通科：2.04倍
• 農業高校 動物科学学科：1.80倍
• 尼崎稲園高校 普通科：1.60倍
• 市六甲アイランド高校 普通科：1.56倍
• 兵庫工業高校 情報技術学科：1.55倍
• 市科学技術高校 科学工学学科：1.55倍
• 市伊丹高校 普通科：1.52倍
• 市伊丹高校 商業科：1.50倍
• 姫路東高校 普通科：1.47倍
• 芦屋高校 普通科：1.44倍

参考：令和4年度兵庫県公立高等学校入学者選抜出願状況

2022年（令和4年）度の兵庫県・私立高校受験について

兵庫県にある多くの私立高校は2月10日（木）に学力検査を実施するため、複数の私立高校を受験することは難しいと考えておくべきでしょう。

下記には、兵庫県の私立高校のなかでも代表的な高校を5つまとめているので、受験スケジュールを参考にしてみてください。

＜灘高校 普通科＞

＜須磨学園高校 普通科＞

＜愛徳学園高校 普通科＞

＜白陵高校 普通科＞

＜滝川高校 普通科＞

参考：兵庫県私立中学高等学校連合会

兵庫県の高校受験における検定試験の優遇措置

漢検や数検、英検などを取得しておくと、高校受験が有利に働くケースがあります。特に私立高校の受験では、取得した級によって点数が加算されることも珍しくありません。

下記は兵庫県で検定試験の優遇措置を受けられる高校の一例なので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてください。

＜百合学院高校＞
漢字検定：準1級以上で40点、2級で30点、準2級で20点、3級で10点（特進コースのみ）の加算

＜神戸野田高校＞
数学検定：級数に応じて、以下の点数が加算される

＜報徳学園高校＞
英語検定：3級で10点、準2級で20点、2級以上で30点を入試の得点に加点

兵庫県の高校受験における内申点について

学校での学習記録や学習状況を評価する内申点は、高校受験の選抜時に重要視されます。

選抜の際、調査書で評価の対象となるのは第3学年における各教科の学習の記録です。国語・社会・数学・理科・外国語の評定を足して4倍にした値と、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定を足して7.5倍にした値との総和を求めます（総配点250点）。

また、上記の学習の記録以外の諸記録も評価の対象となります。特別活動や部活動等の記録において顕著な内容がある場合などは、その内容を各高学の特色に応じて評価し、特別に取り扱われることもあります。

兵庫県の一般選抜では、学力検査の成績（500点満点）を0.5倍し、調査書の学習評定と同じ250点満点で換算しているのが特徴。そのため志望校に合格したいのであれば、当日の学力検査だけでなく内申点も高めておく必要があるでしょう。

内申点が伸び悩んでいる方は、お子さんの苦手や弱点に合った学習方法を提案してくれる家庭教師に相談してみるのもおすすめです。

兵庫県で高校受験をお考えなら家庭教師がおすすめ！

兵庫県の高校受験では、学力検査で高得点を目指すのはもちろんのこと、内申点を上げることなど日頃の努力が不可欠です。また、自分の学力レベルを客観的に把握した上で志望校を決めることも重要です。

「内申点が上がらなくて悩んでいる」や「どの高校を受験すべきか分からない」という方は、第三者の視点で客観的な意見をくれる家庭教師会社を活用するのがおすすめ。お子さんの性格や理解度に合った学習方法を提案してくれたり、本社の担当者が受験の情報を共有してくれたりします。

まずは本サイト（家庭教師比較くらべーる）で家庭教師会社の情報を集め、どの会社がお子さんに合っているのか検討してみてください。

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