家庭教師比較くらべーるが「中学3年生・英語の学習内容と勉強法」についてお話します。中学3年生の英語は、新しいことを学習すると同時に1年生からの積み上げがきちんとできているかも試されます。中学3年生の英語の学習法が気になる方は、ぜひご覧ください。
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中学3年生の英語の学習内容
英語の学習内容
- 受動態
- 現在完了形
- 不定詞
- 分詞(現在分詞・過去分詞の形容詞的用法)
- 間接疑問文
- 関係代名詞
中学3年生が英語でつまずきやすい単元と解決法
ここでは、中学3年生の英語で、特につまずきやすい点、その解決法のポイントをご紹介します。
「現在完了形」の3つの用法
中学3年生になって初めて取り組むのが、「現在完了形」という日本語にはない文法です。現在完了形にはいくつかの用法があります。この「用法が複数ある」ということで混乱し、苦手意識を感じる生徒さんが多いようです。
現在完了の用法は大きく分けて、「継続(ずっと~していて、今もそうである)」「経験(以前~したことがある)」「完了・結果(もう~してしまった)」の3つです。どの用法も、現在形、未来形、現在進行形、過去進行形など、中学1・2年生で学習してきた「時制」の延長上にあるものです。この時制があやふやな人は、現在完了形を学習する前にもう一度、1・2年生の問題集などで復習しておきましょう。
「書きかえ問題」を徹底的に
現在完了形の時制表現の感覚に慣れるためには、「書きかえ問題」をたくさんこなすことが有効です。
「書きかえ問題」とは例えば、
""He became sick last week. He is still sick. (彼は先週病気になった。彼はまだ病気である。)""
という2つの文章を、現在完了形を使って1つの文章に書きかえる、というものです。
この場合、答えは""He has been sick since last week.(彼は先週からずっと病気だ。)""になります。「今」の状態を直接言わなくても、現在完了形を使うことによって「まだ病気なのだ」という意味を持たせられます。
用法を「直感的に」理解しよう
このような「書きかえ問題」を多くこなすことで、現在完了形の文法的な用法と同時に、それぞれの「時制的な意味合い」が直感的に分かるようになってきます。
慣れてきたら、今度は現在完了形の文章を2つの文章に分解するという、「逆の方向」に問題を解くことにもチャレンジしてみましょう。
「分詞」は最重要項目の1つ
現在完了形の学習にも関連あるものですが、中学3年生の英語学習でもう1つ重要なのが「分詞」です。もちろん、受動態の学習の際にも必要となってくる知識です。
特に過去分詞については、動詞の規則変化のルールはもちろん、不規則変化もきっちり押さえておく必要があります。
またほかにも、現在分詞・過去分詞を形容詞的に使う方法の学習も出てきます。
分詞の学習は中学3年生の英語の最重要項目の1つです。何度も繰り返し学習ししっかりと理解しておくことが、高校以降の英語学習への橋渡しとなります。
「英語全般が苦手」になっている人は
実は英語という教科は、数学の「関数は苦手だけど図形は得意」や、理科の「天体は難しいけど生物関係は好き」といったような、苦手・得意の分野が分かれることがほとんどない教科です。
「関係代名詞は苦手だけど、現在完了形は得意」などという話はあまり聞きませんよね。
「英語が難しい」という生徒さんは、たいていの場合「英語学習全般が苦手」と感じています。
過去の学習での弱点を発見しよう
そんな場合は、無理して先の学習を進めるのではなく、中学1年生からの学習内容を振り返ってみて、どのあたりから理解が曖昧になってきたのかを把握する必要があります。
基礎文法が理解できていない場合もありますし、単語力不足が原因の場合もあります。分かったつもりで大きな誤解をして覚えてしまっている場合もあります。
英語は「積み上げ」が大切な教科ですが、逆に言えば、過去の学習での弱点を発見しそこを立て直すだけで、その先の学習が驚くほどスムーズになることがあるのです。
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編集部コメント
これから、編集部から中学3年生への英語に関する全般的なアドバイスをします。
公立中学校に通う中学3年生は今年受験なので、内申のなかで最も評価される3年次の内申点を上げるためには定期テスト対策、内申が固まり受験を控えている場合は受験対策、と明白に割り切り効果的な学習を進めていく必要があります。
中学3年生は大事な期間なので時間を無駄にすることなく、効率よく受験勉強を行うことが重要となります。
定期テスト対策
定期テスト対策としては、テスト範囲を教科書や授業で行われた小テスト、プリント等を見返しながら対策を行っていきましょう。
万が一、問題が全く解けないと行き詰まってしまったらテストの前提範囲まで遡りましょう。もしかしたら基礎が身についていないのかもしれません。基礎を理解していないと応用問題には対応できないので、しっかりと復習し直しそれから定期テスト対策を行うのが得策です。
当たり前のことではありますが、定期テスト範囲内の問題が解ければ支障はありませんので、先ほどご紹介した単元別の内容を確認し、効率的に勉強をしましょう。
受験対策
受験対策は志望校により試験内容も異なるので、入試問題の傾向を踏まえて対策を進めていきましょう。
まとめを解くのではなく、志望校に合わせた問題を解くことが重要となるので、過去問を何度も繰り返し解き理解しながら、自分の苦手単元を見つけていくことも必要です。自分の苦手に気づくことで、対策の方向性も明確になるので早いうちからの対策が必須です。
受験に必要な内容を見極め、合格基準点を満たせるように学習を進めることが大切です。
英語はまず土台がしっかりしていなければ応用問題に進められないため、まずは基本を復習し直しそこから過去問を活用しながら勉強を進めていけば、おのずと自信がついてくるでしょう。
苦手な単元を放置せず克服し、志望校へ合格できるよう受験勉強をしていきましょう。
英語の成績・学力を上げたい中学3年生は家庭教師をご検討ください
高校受験も控えた中学3年生は、中等英語教育の集大成の1年と言えます。新しいことを学ぶのはもちろんですが、中学1・2年生で学習してきた基礎的な文法・スキルに対する理解が定着しているかどうかが、具体的な問題点として浮かび上がってくる時期でもあります。
最近、中学と高校教育課程での英語の教科は授業内容だけでなく教え方まで幅広く見直しがあり、変化が生じつつあります。なかには改善された点もあるのですが、実際のところ教育の現場では試行錯誤の状況が続いており、先行きや効果が不透明だという一面もあります。
そのようななか、英語がとにかく難しいと感じる、いざ受験勉強を始めてみたら基礎をきちんと理解していなかった、授業では理解したつもりだったが問題が解けない、正解できない…など、少しでも不安な点がある場合は、家庭教師を依頼することをご検討ください。
集団での学習でレベルについていけない、そもそも何が分からないのかが分からないといった状況を家庭教師の個別指導で改善できることも多いです。
生徒さんの学力や性格などの状況、受験対策にかけられる予算など、ご家庭の状況も重要なポイントなので、お子さんやご家庭にぴったりの家庭教師を診断してみてください。家庭教師会社はそれぞれ特色があるので、選ぶ際は1つに絞らず、まずいくつかの家庭教師会社から選んで比較・検討することをおすすめします。
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